
北里柴三郎記念博物館で現在行われている特別展「新所蔵資料展」では、2024年度に収蔵した新資料を初公開しています。9月24日まで行われる特別展の見どころを、北里柴三郎記念博物館の深澤佳恵学芸員・遠藤瑠美学芸員がご紹介します。
◇見どころ① 北里とコッホの絆を象徴する「Buddy Bear」
特別展に入場すると、白を基調としたクマの置物がお出迎えしてくれます。「Buddy Bear」というこのクマは、ベルリンの平和の象徴とされ、ドイツのローベルト・コッホ研究所から2024年9月に行われた合同シンポジウムの際に贈られたものです。
合同シンポジウムに関する記事(砂塚敏明学長 国際化への思い 「生命科学の総合大学としてグローバルな問題への貢献を目指す」(上))はこちら

ただ可愛いだけではありません。近づいてよく見てみると、北里・コッホ両研究所にまつわるイラストが一つ一つ描かれています。ドイツのイラストレーター、Anne Lehmannによって特別にデザインされたイラストを見ながら、北里とコッホの130年以上続く絆を感じてみてください。
◇見どころ② 新紙幣をきっかけに集まった資料
新1000円札の顔になった北里柴三郎博士。館内には、新紙幣の発行に当たって本法人に贈呈された「AA000003AA」が展示されています。「AA000001AA」は貨幣博物館、「AA000002AA」は裏面に描かれている葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」にちなみ神奈川県に贈呈されています。

◇見どころ③ 北里柴三郎博士の信念が伝わる書幅
言葉を大切にしてきた北里柴三郎博士の書もぜひ足を運んで見てもらいたい初公開資料です。今般の特別展では4つの書幅が飾られています。「苦辛克耐是男児」の書幅は晩年に書かれたものですが、北里柴三郎博士が東京医学校(現:東京大学医学部)在学中に発表した「医道論」にも同じ漢詩が出てきます。終始一貫、難しいことや困難なことに立ち向かってきた北里柴三郎博士の志が伝わります。
それぞれの書幅に込められた思いをぜひ間近で体感してみてください。

特別展の開催は9月24日までです。
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場所:東京都港区白金5丁目9番1号
開館:月~金、土曜(第一・第三)、日曜(第二、第四)
(※夏期休暇含む8月10日~16日は休館)
時間:10時~17時(入館は16時半まで)。
入場料:無料
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